ジュラ

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彼のワインは1日に3回変化するらしい。年に1000回姿を変える。
4月のある日の3回の変化を体感。

熟成香をまとった甘く重い香り
一口目はトーンの低い凝縮した沢山の要素と残糖を思わすような甘み、そしてわずかな発泡のプチプチとした刺激
鼻から抜ける香りは重く抜けきるまでに時間を要する。

少し時間をおいた2杯目は、一気にクリアに。鏡面の様な泉をイメージしてしまう静寂。
トーンは高くなり酸が全体を押し上げる

また少し時間をおいた3杯目

一度舞い上がった花びらが、自然の摂理に従い落ちてきたかの様に、大地をイメージ出来る重さ、厚みのあるフルーツ感。何よりまた発泡しだす。
こんな経験は初めて。

最後の4杯目

また全体のバランスは、軽やかに舞い上がって行く。

生きたワイン。
霊薬。
最大の敬意と賛美を。